1位:国際電話を利用した架空料金請求詐欺
「+1」や「+86」などの国際電話番号を使い、NTTファイナンスや総務省を装った自動音声ガイダンスで未納料金の支払いを求める手口が多発しています。特に「+1」から始まる北米地域の番号からの着信が多く確認されています。
2位:国税庁をかたるフィッシングSMS
確定申告シーズンを狙い、「所得税が未納」などと記載されたSMSを送り、偽の国税庁サイトに誘導して個人情報を盗み取る手口が急増しています。2025年1月下旬には特に多くの報告がありました。
3位:警察官を装った詐欺(実在の電話番号を偽装)
実在する警察署の電話番号を着信画面に表示させ、被害者に電話をかけて金銭をだまし取る手口が急増しています。2025年1月から2月末までのわずか2か月間で、全国で1,039件の被害が確認され、被害額は約106億円に上っています。 BIGLOBEニュース
4位:LINEビデオ通話を使った「警察官詐欺」
犯人が電話で警察官を名乗り、「あなた名義の口座が犯罪に使われた」と説明し、LINEのビデオ通話を利用して偽の警察手帳を画面越しに見せて信憑性を高める手口が報告されています。その後、「口座の調査が必要」として、口座情報や現金の振り込みを要求します。 sagi110.com
5位:航空会社や入国管理局を名乗る国際電話詐欺
「+800」や「+888」などの国際電話番号を使い、航空会社や入国管理局を名乗って不審な自動音声ガイダンスの電話をかけ、個人情報を聞き出す手口が確認されています。特に「+888」は国番号としては割り当てられていないため、注意が必要です。
目次
🔐 被害を防ぐための対策
- 国際電話からの不審な着信には応答しない:特に「+1」や「+86」などの国際番号からの着信には注意し、折り返しの電話は避けましょう。
- SMS内のリンクを不用意にクリックしない:国税庁や金融機関を装ったSMSには注意し、公式アプリやウェブサイトから確認するようにしましょう。
- 警察官を名乗る電話には注意:警察が電話で捜査対象だと伝えることはありません。不審な電話があった場合は、電話を切って最寄りの警察署に確認しましょう。
- ビデオ通話での金銭要求には警戒する:LINEなどのビデオ通話を利用した詐欺の可能性があるため、別の手段で本人確認を行いましょう。
- 不審な自動音声ガイダンスには注意:航空会社や入国管理局を名乗る自動音声の電話には注意し、個人情報を伝えないようにしましょう。
特殊詐欺の手口は日々進化しています。最新の情報を常に把握し、冷静な対応を心がけることが重要です。不審な連絡や要求があった場合は、警察や消費者センターに相談することをおすすめします。
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