ジャニーズなんでもランキング:ファンクラブ会員数
―「数」が語る熱と歴史、そして未来への信頼感―
2024年末時点でのファンクラブ会員数は、ジャニーズ/STARTO ENTERTAINMENTグループの“人気度”や“ファンの定着力”を測るひとつの指標となっている。CDやサブスクの一時的なヒットとは異なり、ファンクラブ会員数は「日常的に応援する意志のあるファン」の数であり、まさに「推しへの忠誠度」を数字で示すものと言える。
以下に、最新の会員数ランキング(概算)とその背景、そして所感を述べていく。
◆ 2024年末時点 ファンクラブ会員数ランキング(推定)【グループ別】
順位 | グループ名 | 会員数(推定) | 備考 |
---|---|---|---|
1位 | 嵐 | 約310万人 | 活動休止中にも関わらず圧倒的 |
2位 | Snow Man | 約150万人 | 令和最強の勢い、右肩上がり |
3位 | King & Prince | 約120万人 | 脱退後も安定、根強い王道人気 |
4位 | SixTONES | 約100万人 | 音楽性支持層が着実に定着 |
5位 | Hey! Say! JUMP | 約80万人 | 安定感ある“中堅の王者” |
6位 | なにわ男子 | 約75万人 | 若年層に絶大な人気、急成長中 |
7位 | 関ジャニ∞ | 約70万人 | 根強いファンダムとライブ力 |
8位 | KinKi Kids | 約60万人 | 長寿コンテンツとしての強さ |
9位 | Sexy Zone | 約50万人 | 徐々にファン定着型に移行 |
10位 | Travis Japan | 約30万人 | グローバルファンの支えあり |
※会員数はファンクラブ統合前(ジャニーズFC)に基づく推定。現在のSTARTO公式ファンクラブと制度上若干の違いあり。
◆ 所感1:「嵐」現象──活動休止中でも揺るがぬ日本最大ファンクラブ
嵐は2020年に活動休止を迎えているにもかかわらず、いまだ会員数300万人超という圧倒的な存在感を放つ。この数字は、日本最大のアーティストファンクラブとして前代未聞のスケールであり、活動を一時止めても“退会しないファン”が多いことが、その信頼性の高さを物語っている。
ファンクラブが単なる情報取得の場ではなく、“人生の一部”として存在していることを象徴する例である。
◆ 所感2:Snow Man、King & Prince、SixTONESの「新・三強」構造
令和デビュー組の中で特に強いのが、Snow Man・King & Prince・SixTONESの3グループである。
- Snow Manは、ダンスパフォーマンスと多メディア露出(テレビ・YouTube)が成功し、老若男女に広く浸透。ライブ動員数も高く、コアファンが定着している。
- King & Princeは、脱退で一時不安視されたものの、残留メンバーの誠実な活動と「ファン第一主義」が信頼をつなぎ止めた。
- SixTONESは、音楽志向のファンを着実に獲得。YouTubeからの新規ファン流入も多く、“流行り”ではなく“趣味”としてのファン化が進む。
この三強は、単なる“数の勝負”ではなく、「支持層の質」においてもバランスが取れている。
◆ 所感3:“中堅組”の持久力――Hey! Say! JUMP・関ジャニ∞・KinKi Kids
Hey! Say! JUMP、関ジャニ∞、KinKi Kidsなどは、活動年数こそ長いが、未だに安定した人気を保っている。特に、
- Hey! Say! JUMPは、グループとしての統一感と、バラエティ〜シリアスな演技までこなすメンバーの個性が、幅広いファン層を引き留めている。
- **関ジャニ∞**は、ライブでのエンタメ力が非常に高く、地方公演の多さがファンの“つながり意識”を支えている。
- KinKi Kidsは、固定ファンに加え、“親世代ファン”という異なる年齢層にも根強い支持がある点が特異である。
これらのグループは、「今すぐ大爆発はしないが、決して崩れない」という、企業で言えば“高信用格付け”のような存在感を持つ。
◆ 所感4:急上昇する“Z世代エース”なにわ男子
2021年デビューのなにわ男子は、YouTubeやTikTokを起点にファンを爆発的に増やし、わずか数年でファンクラブ会員数70万人を突破。SNSと連動したプロモーション戦略が成功しており、Z世代~学生層における「推し活の登竜門」としてのポジションを確立している。
今後、音楽的にもライブ動員的にも実績を重ねていくことで、100万人クラブ入りは時間の問題と見られる。
◆ 所感5:会員数=人気の“すべて”ではないが、“地盤”は語る
もちろん、ファンクラブ会員数は人気のすべてを表すわけではない。一時的なバズやSNS拡散で注目されたグループでも、ファンクラブ加入にまでは至らない“ライト層”は多く存在する。
だが、ファンクラブという「課金」かつ「継続的関心」が前提の制度においては、数字に“覚悟”が宿る。「このグループをずっと応援する」という気持ちの表れであり、“現場(ライブ)に行きたい”“メンバーの誕生日を祝いたい”というリアルな熱量が込められている。
つまり、ファンクラブ会員数は「一過性の流行」ではなく「ブランドの耐久力」を測る指標と考えるべきだろう。
◆ 終わりに:数字の裏側にある「愛」と「信頼」
ファンクラブ会員数ランキングを見ると、単純な人気順ではなく、“信頼を積み上げてきた年数”や、“ファンとの距離感”が大きく関係していることが分かる。
活動休止しても減らない嵐の会員数、勢いだけでなく定着力も見せるSnow ManやSixTONES、そして未来を担うなにわ男子やTravis Japan──。
数字の裏側には、それぞれのグループが紡いできたストーリーと、ファン一人ひとりの「ずっと応援したい」という想いが詰まっている。ファンクラブという制度は、単なる“会員管理”ではなく、アーティストとファンの「関係性の深度」を可視化するものなのだ。
今後もこの数字は、ジャニーズ/STARTO ENTERTAINMENTの“未来予測装置”として、私たちに多くを語りかけてくるだろう。
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